女は男のどこを見ているか
| 女性の不思議行動の根本だとか、心の成長についてだとか。マニュアルのようにインスタントに活かせる内容ではなく、理解を深める本。 |
タイトルと内容の付合は導入の部分だけです。それもたんに、著者独自の論を展開するきっかけに過ぎない感がある。
女性が男をどう見ているのかという説明はわずかであり、なぜ女性がそうなるに至るのか(男にも女性本人にとっても不可思議な行動)、そして男が心の成長(というより心のワナからの脱出)をいかにすべきなのか。さらには、女性の心を救い出すのは全面的に男の仕事だということが内容。
結論から言えば、ぜひとも読んでほしい。タイトルから受ける印象とも内容はちょっと方向性が異なる。そして、マニュアル本的なことを期待はしないほうがいい。枝葉のテクニックではなく、根幹的な内容だからだ。内容についても、全肯定か全否定かではなく、今までにない解釈に触れて、自分でも考えてみて欲しい。
脳の構造的な事から男女の考え方や感じ方の違いを書いている本などより、もっと心に納得感を覚える。人間が生まれ、育つ課程。その間の立場など環境がどう影響するのか。それによってどういう現象(行動)に表れるのか。
この本やその他の著作の内容を理解して受けとめると、今まで読んだ心理学・自己啓発・成功法則・お手軽ハッピー本系などの内容が、みごとに腑に落ちていく。
ただ、理由はどうあれ、男は自分の心を救うのは自分の責任で、女性の心は男が救う物だ・・・という部分は賛成できない。けれど、もしそういう前提に立って考えたなら、すこし広いこころで相手に接する気にはなれる、と今は思える。
| おそらく言いたいことは・・・ |
女にモテるためにどうするか、というより、人間論である。
人間としてどうあるべきか、そういう部分に焦点を当てている。
タイトルと一見はずれているようだが、それが女にモテることにもつながると言いたいのだろう。
| 実際のところ... |
著者がダメ男なのでは??...残念!!
| モテ本を期待してはいけません |
読んでいて合う人、合わない人が大きく分かれると思います。
前半部分は本のタイトル通りだけど、後半からは論点が
“生き方”になってしまっています。
筆者のモノの考え方自体ずれていると感じられる点があります。
例えば・・・
Qなぜ人は車が欲しいか?
筆者 人は歩くよりも楽をいたいから
答え自体間違ってはいないあろううけど、
格好いい。単純に車が好きなど、の考えもあるはず。
筆者独特の世界観が展開されてるんで、
ちょっとキツイと思います。
| 中谷彰宏+動物行動学 |
「人の幸福を願い、人の不幸を悲しむことのできる男性は100%まちがいなく『いい男』です。
(略)人の幸せを願うことのできる人は精神的にきわめて強い人です。いえ、強い人しか
人の幸せを願うことはできません。」(pp80−81)
全編に渡って、上記のようなフレーズがちりばめられております。要するに、
中谷彰宏の恋愛本テイストに動物行動学的「科学」風味の味付けがされているものと
思っていただければよいでしょう。この本が一部で強く批判されているのは、
学者の書いた「科学的」な本として読もうとするからです。たしかにそういった観点からみれば、
いわゆる「トンデモ本」と認定されても仕方がない部分があるのは事実です
(「女性は○○である」というような多分に主観的な断定口調など)。しかし、
著者が語る女性の感情や男性の行動論などに「なるほどそうだよな」と思わせる部分
があるのも事実ですし、それを元にした著者の「○○なのです」という断定的結論(フレーズ)も
気持ちがいいのも事実。要は、全てを真に受けるのではなく、所々納得できると思った箇所を
抜書きしたりチェックを入れたりして、参考にすればいいのです(当たり前の本の読み方ですが)。
少なくとも、全否定するほど「つまらない」本ではないですよ。
